make the style. オレンジランプのブログ

私、オレンジランプが自由気ままに過ごす日常。大好きなもの作り。料理。家具製作。猫。アウトドア。子育て論。などなど、気ままに発信していきます。

憧れのパンを作ろう。Pain de campagne作りの道

大泉洋さんと原田知世さんが主演した映画『幸せのパン』を観た。そこに出てきたパン。カンパーニュ。その素朴な風合いとパンの歴史に心を奪われた。

 

パン・ド・カンパーニュ 

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田舎風フランスパン。Wikipediaで見てみるとそうあった。何の飾りっ毛もないそのパンの事を調べると調べるほど、そのパンの魅力に心惹かれていった。

 

作ってみよう。

 

これがカンパーニュを作ろうと思ったきっかけです。でも、調べていくうちに色々知らないことが出て来る出て来る。

 

今まで、普通の小麦粉を使ったパンを作ったことはあるのですが、この『カンパーニュ』は全粒粉と言うものを使うらしい。

 

全粒粉とはなんぞや⁉️

 

調べてみると、一般的な小麦粉は小麦の胚乳のみを粉にするのに対して、この全粒粉は、その名の通り、小麦の表皮、胚乳、胚芽を粉にしたものらしい。

 

だから、一般的な小麦粉で作ったパンよりも癖があって素朴な味がするという。

 

癖のある素朴な味。ますます、惹かれました。

 

という訳で早速、全粒粉を近所のお店で購入。

 

作り方を調べていると、Twitterのフォロワーさんから発酵籠と言うものが必要だという情報が!

 

発酵籠とはなんぞや⁉️

 

その名の通り、その籠の中でこねた生地を発酵させるらしい。もっと詳しく調べると、カンパーニュやバケットというパンは他のパンに比べて、水分を多く含ませて発酵させるので、生地が横にダレたりしないように、籠などに入れて発酵させるらしい。

 

発酵籠。

 

バヌトンともいうらしい。

 

なるほど、なるほど。

 

ザルなどでも代用できるらしい。

 

買うとしても1000~2000程度。

 

うちにあるザルでの代用は、仕上がりが何かカッコ悪いし買うのは何となく勿体無い気がする。

 

という事で作ります(笑)

 

無ければ作れ。出来なきゃ買え。

 

が私のモットーですから。

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 用意したものは、A4サイズの紙とセルハンテープ。これで籠を編もう。

 

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最初はA4の紙でこよりを作って編んでみたのですけど・・・。

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ひねった癖が出過ぎて上手く編めず、途中で放棄しました(笑)

 

次はもう少し丁寧に作ろうと思い、小学生の時に先生が作ってた方式で作る事に。

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A4の紙を半分に切ったものを丸い割りばしで、クルクルと巻いて紙のストローのようなものを作ります。

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巻いた所をセロハンテープで止めます。

 

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紙同士を繋げるために筒の中を折ります。

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折った部分を折って無い方の紙のストローに差し込みます。後で塗装するために、この時に差し込んだ部分のテープの部分が隠れるように差し込みました。

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2本つないで計八本。それ以外に編んでいく用のストローを10本ほど作りました。

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2本のストローを繋いだものを縦に4本、横に4本揃えて、籠の軸にしました。

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縦軸の右端のストローを左回りに、ぐるっと回します。

 

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こんな感じです。(上の写真と違って縦と横の軸を互い違いにしてませんが問題ないと思います。)

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約一周半編んだところです。縦軸と横軸を均等に広げて引き続き編んでいきます。

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軸にどんどんストローを足していきながら、形を整えて籠にしていきます。

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ちょっと、いびつですが籠にはなりました(大汗)

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せっかく苦労して作ったのだから上手くカンパーニュが焼けたら何度も使いたいので、柿渋を使って染色しました。これで、防カビ、防菌対策にもなると思います。

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刷毛では塗れなかったので、ボールを使って漬け染にしました。

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表面の素地がつるつるだったりで、なかなか上手く染まらず、綺麗とは言い難いですけど、何とか表面の保護には、なるのかなって感じです。

 

ようやく完成。形は少し歪だけれど、頑張った分、愛着もわきました。

 

とりあえず、籠を編めば良いんでしょって安易な考えで始めたんですが、これが大変でした。何度も失敗して、何度もやり直して。何せ紙で籠なんて編んだこともないし、編もうとも思ったことない。

 

頼りは小学生の時の担任の先生がかごを編んでたことを思い出しての記憶のみ。

 

今は動画やネットで調べようと思えばいくらでも調べられるのだけれど、それも何か面白くないし、昔のフランス人はこうやって苦労してかごを作って、愛する家族のためにパンを焼いていたんだなって勝手に思ったら楽しくなっちゃっいました。

 

買えばそれで済む話なんでしょうけど、自分で籠を作った事で何としてでも、憧れのパン『パン・ド・カンパーニュ』を焼いてやるぞという気持ちにもやる気がみなぎってきましたね。

 

今回はここまで。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。感謝いたします。

 

 

 



 

 

 

 

 

熊本県の郷土料理『座禅豆』の作り方。

『座禅豆』って、ご存知でしょうか?!熊本県では学校の給食でも出てくるほどメジャーな食べ物です。でも、この『座禅豆』が熊本県の郷土料理という事は知りませんでした。今回はその『座禅豆』の作り方をご紹介していきたいと思います。

 

熊本県の一般家庭で作るそれぞれの味。

 

座禅豆の特徴は甘くて、歯ごたえがある事。これにつきます。常備菜として作ることもありますし、3時のおやつに食べることもあります。お客さんが来たときにお茶請けとして出されることもあります。

 

熊本県ではそれぐらいメジャーな食べ物なんです。

 

でも、そんな座禅豆。結構な方が名前を知らない事も多いようです。私の周りもそうですし、私も長い事知りませんでした。

 

『あの、大豆を炊いて甘くてコリコリしたもの。』って言えば、熊本の人なら通じてしまうからなのでしょうね。私もそんな調子で生きてきましたし(笑)

 

このブログを読んでいただいたからには、その名前と作り方しっかり覚えていただけると嬉しいです。では、作っていきましょう。

 

座禅豆の作り方

 

材料

・大豆・・・250~300g

・砂糖・・・60~80g

・昆布・・・1枚(今回は昆布巻きを使っています。)

・醤油・・・大さじ2

・みりん・・・大さじ1

 

手順①

大豆をやさしく水でに洗う。この時、荒く洗うと皮がむけたり、破けやすくなります。

 

手順②

水3カップと昆布を鍋の中に入れる。火をつけて(弱火)沸騰する前で火を止める。沸騰すると昆布のぬめりが出て来るので注意。

 

約10分位経ったら昆布を取り出す。昆布は、1㎝各位に切り分ける。(今回は昆布巻きを使っていますので刻みません。)

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↑昆布を取り除いた後です。

 

手順③

他の調味料を入れる。少し冷めてから洗った大豆を(豆がひたひたに浸かる程度。足りない場合は水を足す)に浸ける。このまま最低でも6時間浸けたままにする。

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手順④

大豆が水分を含んで膨らんだら、鍋を火にかける(強火)。しばらくすると灰汁が出て来るので灰汁を取る。灰汁取りが終わったら、そのまま中火以下で約30分から40分。

圧力鍋の場合は、蒸気が出て弱火で約10分。蒸気が自然に抜けるまで待つ。

圧力鍋の場合は、大豆の皮が蒸気の排出口塞がないように必ず落し蓋をして、豆と水の規定量を守ってください。

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↑水分が少し足りないので足します。

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↑水分を足した後に火をつけます。

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↑この泡が灰汁なのでこれをお玉などで取り除きます。

 

手順⑤

一旦火を止めて、②で刻んだ昆布を鍋に足します。

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手順⑥

もう一度中火以下の火にかけて、ブクブクとして来たら火を止めて下さい。このまましばらく放置して冷めて来ると、大豆の皮がしわしわになります。

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出来上がり。

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この座禅豆は熊本県の郷土料理という事もあり、作り方も様々だと思います。この作り方は豆の中まで甘みを染み込ませたいと思ってやってみた作り方です。

 

お正月の黒豆なんかもこんな感じで作ります。豆を水に浸けるのが少し面倒かと思いますが、保存も効く料理なのでぜひ試してください。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。感謝いたします。

『夏だからポトフ作ろう。』重ね調理

食材には色々旬があってその旬の食べ物は脂がのっていたり、甘みがあって美味しいものですよね。今回は夏の野菜を使ったポトフ作り紹介します。

 

夏バテ防止水分補給促進出来るかも。

 

今年もあっという間にもう7月。夏です暑いです。まだ梅雨も明けてないので毎日毎日ムシムシしております。台風なんかも来てしまって本当に心身ともに疲れてしまいます。

 

キッチンの中も何とかクーラー使ってますが火の前に立つとあんまり役に立ってないような気がします。一刻も早くキッチンから非難にしたい思いで料理を作っております。

 

そんな中で今回は簡単にできる野菜好きには堪らない『夏野菜で作るポトフ』を紹介したいと思います。夏野菜と言えば?キャベツ、なすび、トマト、ニンニク、トウモロコシ、さやいんげんなどがありますが今回は我が家の冷蔵庫の中に入っていた残り物の野菜たちが主役です。

 

ポトフと言えばフランスの家庭料理の一つで、ソーセージや牛肉を塩や香辛料で味付けしたものと言う感じの料理です。日本でいう所の肉じゃが的な位置づけかもしれませんね。

 

では、作っていきましょう。

 

水無しポトフの作り方

今回は重ね調理と言う方法で野菜の水分旨味を使って調理をしていきたいと思います。

 

重ね調理とは材料を入れる順番で野菜が持ってる水分を引き出し、それぞれの栄養価を活かせる調理方法です。鍋の底に塩を敷き、きのこなどで空気の層を作り、水分の多い野菜で水分を出し、その出た水分で根菜などの食感や栄養素を際立たせることが出来る調理方法です。

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レシピ

・肉・ベーコン・ソーセージなど

・大根、ニンジン、タマネギ、トマト、キャベツ、ブロッコリーなど。

葉野菜はざく切りで。根菜は乱切りか、ゴボウなどはささがき。

・ニンニク1~2欠片

・塩少々

 

手順①

野菜は切ったら水にさらしておきましょう。野菜を水にさらすことで水を使わずに調理することが出来ます。

 

手順②

鍋にオリーブオイルを入れて、スライスしたにんにくを入れる。その後に、肉やベーコンを入れて少し炒める。 

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今回は、底から塩とベーコン、ニンニク。しめじ。たまねぎとキャベツ。キャベツの芯、大根とトマト。ブロッコリー。塩(今回は岩塩を使用)。の順で重ねてます。

火は中火以下で調理開始します。

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蓋から蒸気が出たら火を弱火にして、大根などに火が通ったら、全体を底から混ぜて、出来上がりです。

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味付けは塩のみですが、それぞれの食材が本来持っている旨味で調理できるので、すごくおいしいです。旬の食べ物にはその季節に合った栄養素が含まれているものが多いので是非この夏にお試しください。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。感謝いたします。

 

『タンドリーチキンwithカレー』の作り方。

最近、梅雨の合間か何なのか30℃超えの日が連日続いております。暑い日に食べたくなるものって何でしょうか?!素麺?ぶっかけうどん?冷たい食べ物も良いですが、そんな時ほど暑いあれ食べたいですね。

 

今回はみんな大好きカレー作ります。

 

昔『カレーは飲み物』と言った偉大な方が居ます。当時の私はまだまだ子供だったので意味が分かりませんでしたが、あれからおそらく数十、数百皿のカレーを食し、その意味が分かるようになりました。

 

私もやっとその域に到達したようです。

 

カレーみんな好きですよねぇ。私はカレー嫌いな人に会った事ありません。

今やカレーと言えば国民食だと言っても良いかもしれません。カレーと言えばルーツはインドという事になると思いますがインドのカレーは日本のカレーとは違い香辛料を用いて調理した料理という意味合いなので日本のそれとは違うと思います。

 

私が子供の頃から食べているカレー。所謂『ライスカレー』のルーツは、1872年(明治5年)にライスカレーのレシピが日本で初めて紹介されて、その翌年に陸軍幼年生徒隊の土曜日の食事がライスカレーになったとの記録があります。そこから多方面に広がっていったようですね。

 

日本の食卓に並び始めて約150年という歳月が長いか短いかは分かりませんが、定着したことは良かったと思います。こんなにみんなが好きって言う料理は中々ありませんからね。もちろん、私も大好きです。

 

私のカレールーツは母のカレーです。バーモントカレーの甘口でした。高校生の頃、家に遊びに来た友人に『お前の家のカレー甘いね』って言われるまでは自分の家のカレーが甘いという感覚はありませんでした。でも、『お前の家のカレー甘いね』って言葉に自尊心を傷つけられた私はその晩、母にカレーをもう少し辛くして欲しいとう嘆願をしました。あ~懐かしい。

 

母が作るカレーは野菜ゴロゴロ豚肉のカレーでした。結婚するまでは私のカレーは、牛肉と野菜ゴロゴロカレーでした。でも、妻がジャガイモ大きいと胸焼けすると言い出したから今のさらさらカレーになりました。我が家の中にもカレーの歴史があります(笑)

 

前置きがながくなりましたが作り方を紹介していきましょう。

『タンドリーチキンwithカレー』の作り方。

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タンドリーチキンのレシピ

・鶏むね肉・・・300g

・玉ねぎ・・・4分の1

・トマト・・・2分の1もしくは小1個

・ニンニク・・・1欠片

・生姜・・・すりおろし大さじ1

・プレーンヨーグルト・・・大さじ3

・カレールー・・・1個 

・トマトケチャップ・・・大さじ2

・塩コショウ・・・少々

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手順①

鶏肉は一口大よりも大きめに切る。その他の材料はフードプロセッサーで切り混ぜ合わせる。

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こんな感じです。

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その混ぜ合わせた中に鶏肉を入れて、冷蔵庫で寝かせます。(1時間以上)

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カレーのレシピ

・玉ねぎ・・・2個

・ニンジン・・・1本 もしくは小2本

・トマト・・・1個 もしくは小2個

・鶏肉・・・100g お肉は何でも良いです。100~300g位

・ニンニク・・・1欠片

・生姜・・・すりおろし大さじ1

・キャベツ・・・適当。 冷蔵庫の残り物。

・ケチャップ・・・大さじ2

・ウスターソース・・・大さじ1

・カレールー・・・8ブロック(大人用)4、5人分 何でもいい。うちの場合は大人辛口、子供、甘口で分けています。

・水3カップ

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手順②鶏肉以外をフードプロセッサーで切り混ぜ合わせます。

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手順③ 油と鶏肉ニンニク、生姜を入れ、軽く炒める。

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手順④ ③の中に②と水3カップとケチャップ、ウスターソースを入れる。

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手順⑤ 冷蔵庫で冷やしていたタンドリーチキンのつけダレのみを入れる。これを入れることによってタンドリーチキンに合う少しまったりとしたカレーになります。

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手順⑥ 煮立てる。煮たて終わって、もし、子供用と大人用で辛さを分ける場合はここで鍋を分ける。

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焦げ付き防止で火を止めてルーを投入。蓋を閉めて余熱で溶かす。

こちらが大人用。

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焦げ付き防止で火を止めてルーを投入。蓋を閉めて余熱で溶かす。

こちらが子供用。

ルーが溶けたら30分以上放置するのが望ましいです。(味を落ち着かせるため。)

手順⑦ 鍋に薄く油を敷き、鶏の皮の方から焼いていく。ふたを閉めて、軽く焼けたらひっくり返し蓋をする。皮をパリパリにしたい場合はもう一度ひっくり返して皮の方を焼く。

出来上がり

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ちょっと、まったりまろやかで後から辛みが来るカレーが出来ました。タンドリーチキンがない場合は、牛筋や馬筋を入れたり、リンゴを入れてフルーティなカレーを作ったりします。簡単調理で暑いキッチンから1秒でも早く解放できたらいいですね。

 

是非お試しあれ!

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。感謝いたします。

フードプロセッサーで作る簡単常備菜

忙しい日常。そんな中での食事の準備って言うのは本当に大変なもの。夏場のキッチンなんてまさに蒸し風呂。そんな時に簡単調理であったら良いなの常備菜作り始めます。

 

今回ご紹介するのは2種類。

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写真は3種類なのですが今回は『フードプロセッサーを使っての簡単常備菜作り』という事で写真の中から、ポテトサラダと白和えの作り方を紹介していきたいと思います。

 

ご存知の方も多いと思いますけど、常備菜とは何ぞや?と申しますと簡単に言えば、おかずの作り置きの事です。お魚やハンバーグを焼いて作り置きしたり、もう一品欲しい時の小鉢用に作り置きしたりするもの、それが常備菜だと思います。

 

私の場合は、小鉢用だったり、カレーやシチューが残った時にアレンジして冷凍して常備菜にしておくことが多いです。

 

今回の『ポテトサラダ』と『白和え』は、あと一品欲しい時用の常備菜ですね。スーパーマーケットの総菜コーナーにもよく並んでいるこの2品。余った材料なんかで簡単に出来るし、アレンジもしやすい料理なので今回選んでみました。

 

では、始めていきます。

 

ポテトサラダの作り方

 

材料

・ジャガイモ3個

・人参2本

・生卵1個

・塩小さじ2分の1

・お好みでマヨネーズ

 

手順①

材料を洗う玉子もしっかりと洗います。ジャガイモと人参は皮を剥いて乱切りにして水にさらす。

 

手順②

栄養価を高く調理したいので今回は蒸して調理していきます。ざるの中に①を入れ、そのざると材料を鍋の中へ。水を2カップ入れる。鍋を火にかけ蒸していく。

私は今回、圧力鍋を使用しました。加圧したら弱火で10分位。

圧力鍋でない場合は、ジャガイモに箸が通るまで。

玉子を殻のまま調理するのは嫌だって言う方は別茹ででお願いします。

手順③

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フードプロセッサーに②で蒸しあがった材料を入れます。卵の殻は剥いて下さいね(笑)

ここで調味料を入れてください。

 

出来上がり

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サラダに添えても良いですし、サンドウィッチの具材などにも最適だと思います。

 

白和えの作り方

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材料

木綿豆腐 半分

ほうれん草 2株

人参 2分の1

味噌 大さじ1

薄口しょうゆ 大さじ1

砂糖 2

酒 大さじ1

すりごま 大さじ1

 

手順①

人参は千切りにして電子レンジへ。800wで1分。500・600wなら1分半~2分。

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キッチンペーパーを2重にして豆腐をくるみレンジで800wで3~4分。

レンジを使わない場合はまな板の上などで、豆腐の上に重しを乗せて15~30分して水を抜く。

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こんな感じで水が抜けます。

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手順②

ほうれん草の根の部分に十字の切り込みを入れて水にさらす。10分位。

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しっかりと水を含ませた、ほうれん草を鍋の中へ。ほうれん草が含んでいる水分で蒸していきます。中火で3分位熱したら蓋は閉めたまま2~3分放置。

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こんな感じになります。

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あくとえぐみ抜きの為に水にさらします。

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しっかり絞って切り分けます。

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手順③

フードプロッセッサーでゴマをすりごまにする。

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水抜きをした豆腐と調味料を入れる。

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ふたを閉めて、ペースト状にする。

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ここに、ほうれん草、人参、こんにゃくを入れ少しだけ回す。

※回しすぎるとぐちゃぐちゃになるので注意

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できあがり。

 

まとめ

私が料理するときに心がけてる事は食材の栄養価や食感を大事にすることです。

人参のビタミンなども水で茹でるとその70%は無くなると言われています。ジャガイモのほくほく感も水で茹でると殆どなくなります。その為に今回も蒸してそれらを損失しないようにしています。見た目は一緒でも味や食感は全く別物になりますよ。

 

フードプロセッサーやジューサーなどもあると便利なのですが使わなければ邪魔なもの。その付かない理由の多くは片付けが面倒だからだと思います。確かに刃物なので洗う時には注意が必要だと思いますが、私は洗剤とお湯を入れてウィーンと回して仮洗いをします。遠心力で洗えるので、結構隅々まで洗えます。それ以外はブラシやスポンジで洗います。

 

今回紹介した常備菜の保存の目安はポテトサラダは冷蔵庫で4,5日。白和えは2,3日は美味しく食べれます。簡単にできる常備菜を空いた時間残った材料で作る事でもっともっと好きな事をやる時間が増えれば良いですね。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。 感謝いたします。

 

 

 

自分の椅子を作った話 その⑦ 塗装編 そして完成

いよいよ自分専用の椅子づくりも佳境も佳境です。でも、ここで問題が。

塗装はどうしよう???さて、どうしたのでしょうか?

 

悩みに悩む。

 

前回までで仕上げが終了して残すは塗装のみとなりました『自分専用の椅子づくり』。

しかし、ここで塗装をどうしようかと悩んでしまいました。

 

今まで作ったダイニングテーブルや子供の学習机は透明の仕上げ塗料のみで木が自然に焼けていく風合いが出るようにしました。

 

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書斎の机やオーディオボードは落ち着けるようにとダークブラウンに染色しました。

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家族で使うものだったり、子供の学習机は雰囲気だったり、その思いによって塗装を決めて来たけど、これが自分専用となると、、、。決められずにいました。

 

そのまま、椅子を無塗装で放置したまま1週間以上が過ぎました。

 

このまま、無塗装で木肌が見えるように透明に塗装しようかなぁって思った矢先に、

ぼーっと、たまたま見ていたテレビ番組で外国人の女性が『藍染』について学ぶってって言う番組がありました。今まで言葉は聞いたことがありましたがそこまで関心がなかった藍染。でも、その藍染を知るうちにどんどんワクワクしてきました。

 

なんか楽しそう。面白そうって言う思いが芽生えました。

 

その番組を見た後に、インターネットや書籍で藍染を学ぶと、それはそれは大変興味深いものでした。

 

これだ!!!

 

『藍染』日本に古くから伝わる染色の方法で、その藍染された色は藍色、『ジャパンブルー』とも呼ばれています。空気に触れるたびに変色していくその藍色。

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空気によって変わっていくというその特徴も防虫、抗菌効果があるというその効果も今、療養中の私の心境にはぴったりでした。

 

もうこの色しかない。

 

そう決めた私は次の日から、その染料を探しました。私が作る家具の塗装材は体に悪い影響のない自然の中にある塗装材を使っているので、量販店に売っている揮発性の高い塗装や油性の塗料ではないものを使っています。

 

色んな方法を駆使して探した結果、ぴったりの材料が見つかったのでこれを使って塗装することにしました。

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パパ専用の椅子を作る手伝いをすると言って度々手伝ってくれる娘も大はしゃぎで一生懸命手伝ってくれました。私はその服が塗装まみれにならないかと冷や冷やしましたけど。

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娘が手伝ってくれたおかげで多少時間かかりましたが(笑)ようやく、塗装が完了しました。早く座りたい衝動に駆られながらじっと塗装が渇くまで我慢です。

 

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この為に用意した、い草の座布団をセットして完成です。製作期間は約2週間。放置してた期間もありましたが実際の日数的には3~4日という所でしょうか。

 

その座り心地は快適そのものでした。自分専用という事もありますが、ひとつのものを作り上げた達成感と満足感は何物にも代えがたいものでした。

 

もの作りは楽しい。

 

あらためて、そう思わせてくれる。『自分専用の椅子作り』でした。

完成後に妻が座って一言

 

『これちょっと高すぎるよ。足も届かないし、ひじの高さも高すぎるよ。』

 

私はこの言葉を聞きながら、その世界にひとつだけのワンオフの自分専用の椅子作りの出来に満足するのでした。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。感謝いたします。

 

 

 

 

自分の椅子を作った話 その⑥ 仕上げ編

『あったらいいな』と思い立ち制作を始めた自分専用の椅子作り。いよいよ完成間近の大詰めです。

 

踏ん張り、頑張り、もう少し。

 

椅子作りを始めて、ここまでかかった日数は2日。今回の仕上げを入れて3日。元気で体力がある状態ならば1日で出来る工程なのかもしれない。でも、のんびり屋でめんどくさがり屋の私の事だから、そんな時ほどサボってしまい完成してないかもなと思いながら、このブログを書いています(笑)

 

これまでの作業を振り返ると、概ねの内容は満足してます。久しぶりの家具作り、久しぶりの設計、続かない集中力の中で良くやった方じゃないかなって思います。

 

たしかに、自分で描いた図面の寸法が違っていたり、途中で細かい材料が足りなくなったりもしましたが満足いく作業内容になったのではないかと思います。

 

では、ここまでの作業内容を紹介します。

ここまでの工程

①椅子のデザインを決める。

②どんな材料を作るか決める。

③自分の体に合わせた採寸をする。

④採寸した寸法に合わせて図面を描く。

⑤図面に従って材料がどれくらい必要かを積算する。積算に従って材料を購入する。

⑥木材を鉋(かんな)かけする。

⑦鉋かけした木材を切るために墨付けをする。

⑧墨付け通りに電動のこぎりで切る。

⑨座面と背もたれの枠の加工をする。

⑩椅子の脚の加工をする。

⑪座面、背もたれ加工、取り付けをする。

 

と、来ています。で、仮組した椅子の現段階での状況はこちらです。

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写真で見る限りでは、これで完成でいいじゃんと思う方もいらっしゃると思いますが、まだまだ、完成の域には届いておりません。

 

木肌はザラザラしてますし、全ての木の部品には角があり、当たると痛かったり、ささくれが肌に刺さる可能性もあります。

 

その為にここからの作業として木肌をならし、磨き、角の面取り、ねじで止めた場所を目立たなくするという仕上げの作業を行っていきます。

 

ここまでくると早く使いたくなってしまってウキウキ、ソワソワしますね。

 

⑫仕上げ

 

上にも書きましたが椅子というのは人の肌が直接触るもの。なので、何かの拍子で怪我をしたりしないように、また、優しい肌触りになるように仕上げを行っていきます。

 

仕上げ作業の内容は大きく分けて4つ。

 

ひとつ目は、木と木を継いだ部分の段差を手鉋(てかんな)などを使って削り段差をなくす。

 

ふたつ目は、木と木をねじで継いでいるので、そのねじを目立たなくする。

 

みっつ目は、木の角の部分を丸みを帯びた形にするための面取りをする。

 

よっつ目は、そのほぼ全てを紙やすりなどで磨いて肌触りが良くなるようにしていきます。

 

では作業開始です。

 

ひとつ目段差をなくす。

 

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木と木を木工用ボンドで接着しながら、ねじで止めるのですが木材の性質上どうしても膨れたり、ひずみが出たりします。その為に、こういう段差が出来てしまう場合もあるので、ここを手鉋で削って平らにします。

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鉋で削って段差を無くしました。

 

ふたつ目は、木と木をねじで継いでいるので、そのねじ穴を目立たなくする。

 

ねじで止めるために開けた穴を丸い木で埋めていきます。

 

 穴が開いてる部分に丸い木をハンマーで打ち込みます。その後をのこぎりで切っていきます。

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こんな感じになります。のこぎりで切った時に着いた傷はこの後の作業で消します。

 

 

みっつ目は、木の角の部分を丸みを帯びた形にするための面取りをする。

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面取りは電動トリマーという電動工具を使って行っていきます。

 

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このトリマーという道具は先の刃のアタッチメントを交換することで、溝を掘ったり、面取りをしたり、額縁などの化粧を作れたりとかなりの優れものです。

 

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使い方は簡単。面取り用の刃をつけて、面取りする丸みの大きさを調節して木材に押し当てて使います。その際の音と木くずは、少し厄介ですが。

 

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まだ、面取り作業の途中ですが面取り後はこんな感じになります。

 

よっつ目は、そのほぼ全てを紙やすりなどで磨いて肌触りが良くなるようにしていきます。

 

この工程では電動サンダーと言っての電動工具と手作業でヤスリ掛けを行っていきます。使っていく紙やすりは木工用の120番~240番を数が少ない方から使っていき、仕上げに近づくにつれて数が大きい方に変えていきます。

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今回は120番→180番→240番と上げていきました。無塗装だったり、木肌をもっと綺麗にしたいのであれば300~500番位まで使います。最後に仕上げ作業の中でも最後の工程のやすり掛けの作業を行っていきます。

 

ここまでが仕上げの工程となります。次回はいよいよ最後の工程の塗装をしていきます。塗装しなくても十分良いのですが。永く使いたいものなので手垢で汚れたり、虫に食われたりしないために塗装することにしました。

 

いよいよ次回で『自分専用の椅子を作った話』も最終回ですお楽しみに。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。感謝いたします。

 

 

 

 

 

⑬塗装

自分の椅子を作った話 その⑤ 木材加工編3

『あったら良いなぁ。』を形にしたくて始まった自分専用の椅子作り。今回はシリーズ第5回目。座る部分と背もたれを作っていきます。

 

2日目開始なのです。

 

ここまでの工程

①椅子のデザインを決める。

②どんな材料を作るか決める。

③自分の体に合わせた採寸をする。

④採寸した寸法に合わせて図面を描く。

⑤図面に従って材料がどれくらい必要かを積算する。積算に従って材料を購入する。

⑥木材を鉋(かんな)かけする。

⑦鉋かけした木材を切るために墨付けをする。

⑧墨付け通りに電動のこぎりで切る。

⑨座面と背もたれの枠の加工をする。

⑩椅子の脚の加工をする。

 

と、ここまでが1日目の工程でした。体力的にも辛かったので休みながらやった方ですけど、それなりに進捗した方だと思います。

 

⑪座面、背もたれの加工と取り付け

 

では、2日目最初にやる事は、1日目の⑨で枠を作った座面と背もたれに桟を入れていきます。なぜ、一緒に作らなかったかと言いますと桟は比較的小さい部品になりますので余った材料で作ろうというのが最大の理由です。

 

では制作していきたいと思います。

 

まず最初に行うのは1日目に作った足の部品に座面部分の部品を組み付けていきます。

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寸法を測って切る場所と穴あけ加工する場所に印をつけます。

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電動のインパクトドライバーを使って穴あけ加工をします。

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脚の部品に座面の部品をねじて留めていきます。

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左右の脚に座面を取り付けました。

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次に座面に桟を取り付けていくので、どれくらいの割合で付けるか寸法を測ります。

この部分は最初から余った材料で作るつもりだったので図面に寸法は記載されていないので改めて寸法を測って取り付けていきます。

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等間隔で取り付けられるように印をつけます。

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隙間がだいたい1.5㎜位です。

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出来るだけ均等に取りつけます。

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背もたれの部分も同じように作ります。材料が揃ってないのは余った材料なので仕方ありません。

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背もたれをゆっくり座れるように調整しながら取り付けました。肘置きの部分を少し大きめに作っているので飲み物も置けます。

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この日は少し暑かったので、ちょっと休憩。少し深めに座って背もたれも良い感じです。正しく私専用の椅子です。

 

ここまで来たら、出来たも同然?!

 

いいえ。とんでもありません。ここからが一番、気と体力を使う仕上げの工程です。

でも、予想以上にいい感じの椅子が出来てきているのでワクワクが止まりませんね。

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まだ、仕上げ前の仮組の状態ですが、い草のクッションを敷いたらかなりの出来栄えです。自画自賛。

 

次回はいよいよ仕上げ編です。

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。感謝いたします。

 

 

 

自分の椅子を作った話 その④ 木材加工編2

前回の工程で設計図に沿って買って来た木材をのこぎりで切るところまで終えました。工程が進めば進むほど頭の中でイメージしていたものが形になっていくのでワクワクします。

 

今回も色んな道具を使っていきます。

 

⑨座板と背板の加工

今回最初の加工作業は座板と背もたれの枠を作る作業です。

 

座る面の部品と背もたれの部品の事です。最初に枠を作って、その中を桟で埋めていくのですが桟はどこかで残った材料で作りたいので、先に枠だけ作っていきます。

 

ここでの加工は材料に穴をあけて、木工用ボンドで材料と材料を継いでいき、枠を作るという作業です。穴をあけるのは、材料がねじを締める時に割れないように下穴をあけるという働きと少し大きめの穴をあける事でねじの跡が分からないようにする為の準備です。この後の仕上げの段階で木栓という木で穴を埋めていきます。

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ねじで材料同士を継ぐために下穴をあけています。穴の直径は9㎜です。ここに仕上げの段階で10㎜の木栓を詰めてねじを見えなくします。

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場所は違いますがこんな感じです。

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キチンと直角に出来ているかを曲がり尺という道具でチェックします。

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こんな形のものを座板・背もたれと同じものを2つ作ります。

 

⑩椅子の脚の加工

 

テーブルや椅子を木工などで作る場合、この足の加工は一番神経を使う所かもしれません。この加工が上手くいかないと、その4つの脚が均等に地面に着いてくれなくて、グラグラと座り心地の悪い椅子になってしまうからです。

 

その為にここは一番慎重な繊細な作業となります。

 

が、ここで一つの問題が発生しました。

 

何かというとデザイン案のまま作ってしまったら、この椅子の脚の強度がねじれる方向に対して弱いんじゃないのかと思い始めました。そこで、デザインを少し変えて脚と脚の間にトンボ貫(つなぎぬきとも言います)を作る事にしました。これでねじれに対しても強くなります。

 

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でも、なぜ、デザイン案の時に、こういう強度が無いデザインにしたのか?と言いますと。

 

考えてなかった。

 

よくある事です。ものつくりには、デザインする人とデザインを基に設計する人と設計図を基にものを制作する人がいます。今回はそれを私が一人でやっていますから、デザインが悪かったら私のせい。設計が悪かったら私のせい。制作が失敗したら私のせい。

 

つまり、自己責任。

 

なんです。

 

こういう仕事をしているとこういうことが日常茶飯事に起こります。ここでは多くを語りませんがみんな大変だなと思います。

 

今回は自己責任なので何やってんだ俺は!で済んでしまします。

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という事でデザイン案に若干の変更を加えて、新デザインを描きました。

 

クッションも『い草』にするという事でそのイメージに。トンボ貫もしっかり付いています。でも、こっからの変更の可能性もまだまだ秘めています(笑)

 

では、話を戻して加工を行っていきます。ここで使う工具は電動ノコギリと電動トリマーとクランプ(ハタ金ともいいます)というものを使います。

 

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しっかりとクランプで加工して深さ5㎜の溝を数本切り込んでいきます。

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↑電動トリマーという電動工具です。溝を掘ったり、穴をあけたり、角の面取りをしたりできる優れものです。

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これを足の本数4本分加工します。

 

4本分作ったら、トンボ貫と組み合わせていきます。

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これを左右の脚の分作っていきます。外は日も落ちて薄暗くなってしまったので、この日の作業はこれまで。

 

この日に、鉋掛けをして、材料の墨付け、材料の切り分け、座面・背もたれの枠の制作、脚の制作が終わりました。

 

次回以降に、座面、背もたれに桟を入れていく作業と仮のくみ上げを行って行きたいと思います。

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。感謝いたします。

 

 

 

自分の椅子を作った話 その③ 木材加工編1

永くなってしまった入院生活で体力と筋力を失ってしまった私。楽に日常生活を送りたいという事で始まった自分専用の椅子作り。今回はその3回目です。

 

工具を使える喜び~🎵

 

前回までで準備というものはすべて終わりました。その準備が正しいものだったのか、こっからが本番です。

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⑥鉋かけ

前回の板割表や積算書に基づいて購入した木材を加工していきます。

加工の方法も様々なんですが、いかんせん今の私の体力は限られております。なので、加工は早く、安全、簡単を基本とします。

 

最初に行うのは鉋(かんな)掛けです。木材には木肌があります。これを均一にするため、大きさを均一にするために最初に行う工程です。また、今回、購入したSPF材という材料は角が丸みを帯びているので、このまま加工すると木と木を継ぐときに隙間が出来るので、それが出来ないように角に角を作るための鉋掛けでもあります。

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鉋掛けの方法も手で鉋をかける方法、機械の鉋を使う方法と色々あります。

私の場合は細部は手鉋を使いますがこういった準備段階の鉋は自動鉋を使います。

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 自動鉋はダイアル調整で削りたい厚みを調節できるので、今回は1辺を1.5mmずつ削って38mmの材料を35mmに均一化します。

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父に手伝ってもらいながら、左から右の父へ木材を自動鉋に通しながら送ります。

ああじゃ、こうじゃ、小言を言われながら、作業を進めます。機械や刃物を使うので注意を払いながら作業を進めます。

 

でないと、、、。

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よそ見してると。

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あわや、父の頭を直撃するところでした。

 

仕上がりをよくするためにも、とても大事な工程の『鉋掛け』これを全ての材料に行いました。鉋掛けが終わると今度は、木材をそれぞれの大きさ、長さに切っていく為の目印をつける、墨付けという作業を行います。

 

⑦墨付け

墨付けでの注意点は、切る場所に節があるとノコギリの刃を痛めるので、その場所を外したり、材料が出来るだけ綺麗な場所になるように、材料に無駄が出ないように、

切れ端で他の場所の材料が取れる場合にはそっちに回したりします。

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墨付けが終わったらいよいよノコギリを使って木材を切って、椅子の部品を作っていきます。

⑧切り方

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今回は『スライドのこぎり』という電動工具を使いました。この切る工程で一番大事なことは切断面を真っ直ぐに、直角に切るという事です。直角に切れなかったら、材料組んでいったときに隙間が空いたり、椅子のような4本足の家具の場合は足がぐらぐらとぐらついてしまします。とにかく慎重に、真っ直ぐに切っていきます。

 

このスライドのこぎりの良い所は一度、ノコギリの刃の角度を調節したら同じ角度で繰り返し切れるところです。手のこでは、なかなか難しいこのまっすぐ切るという事も簡単に出来ます。でも、ケガには十分注意しましょう。

 

けが防止の為の手袋、マスク、メガネ、帽子を装着して作業を進めました。

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約30分で切り方が終了しました。ここまでで、木工の家庭の3分の1が終了という所でしょうか。どんどん形になっていくのでワクワクが止まりませんよ!

 

今回はここまで。

 

ここまでの全体の作業時間は2時間ほど。集中力と少しの体力が居る作業なのでボチボチ進めました。

 

次回は『椅子の足の加工』をやっていきたいと思います。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。感謝いたします。