憧れのパンを作ろう。第2作目 ベーグルへの道
ベーグル。ウィキペディアで調べてみるとその歴史は結構新しい。17世紀に作り始められて、1800年代後半にニューヨークのパン屋が広めたと書いてある。ニューヨークから広がった。もうそれだけで私の中ではおしゃれ認定です。
今回はそのベーグルを初めて作ってみました。
私はベーグルが好きです。最初に食べたのはいつだったか分かりませんが、パンの表面がツヤツヤとしていて、一口食べてみれば、モチモチとした食感と噛めば噛むほど甘みが増すそのパンの味に惹かれました。
ということで今回はその『ベーグル』作りにチャレンジしてみました。
と言っても私はパン作りは素人です。作り方、材料、その作り方の中に出て来る言葉の意味さえも分かりません。
今回も前回のカンパーニュ作り同様に出てきましたよ。知らない言葉が。
↓前回のカンパーニュ作りです。
最初に出て来た知らない言葉は『ケトリング』
kettle(ケトル)...ing?
やかん→ingが付くから茹でるという意味か?!
調べてみると、正解のようです。
なるほど、なるほど。パン生地を焼けばパン。油で揚げればドーナツ。茹でて焼けばベーグル。という事のようです。
それで、あのモチモチ食感とつるりんツヤツヤの肌になるんだなと勝手に解釈しました。前回のカンパーニュ作りで自信を持った私は(←お調子者なので)妻が生ハムを買ってきてくれたので、ベーグルサンドが食べたくなってしまい、早速作ってみようという事になりました。
でも、前回のカンパーニュ作りの様に発酵籠を作る必要はないので、前回よりも簡単にできるはず・・・。だと思います。
では、今回の材料から。
ベーグルの材料
・強力粉・・・250g
・砂糖・・・大さじ1
・塩・・・小さじ1
・ドライイースト3g
・水・・・160cc位
今回は生地を捏ねてモチモチ感を出さないといけないらしいですが、まだまだ私の握力、筋力は戻って来てないのでフードプロセッサーの助けを借りました。
※フードプロセッサーにブレーカーが付いている物であればパンの生地も捏ねる事が出来ます。ついてないものはモーターの焼き付きで故障することがありますのでマネしないようにしてください。
水以外の材料をフードプロセッサーに入れます。
粉を混ぜ合わせます。
水を少しずつ入れていき生地にしていきます。一気に入れると柔らかくなりすぎるので慎重にやります。
ある程度の生地にまとまったので、ボールに移し手で少し捏ねます。ラップをしてそのまま放置(室温30度くらい)一次発酵です。
生地が倍くらいに膨らんだので一次発酵完了です。時間は30分位でした。
一次発酵が終わったのでテーブルに打ち粉をして、生地を広げていきます。
生地をある程度の大きさに広げて4等分に分けました。
4等分に分けた生地を丸くまとめます。
生地の上に濡れたふきんをかけて15分ほど放置しました。
本来は生地を練り込んでドーナツ状にするようですが面倒なのでグリグリと穴をあけて
成形しました。
濡れたふきんをかけて再び放置。
2次発酵終了です。
とまあ、ここまでは順調だったのですが、ここで私は最大の過ちを犯してしましました。2次発酵が終わった生地をこのあとケトリングと言う茹でる工程をやっていくのですが、この日の暑さは以上で室温を気にせずやってしまい、生地が柔らかくなりすぎて、クッキングシートにくっ付いてしまっていて、発酵はどんどん進んでしまいました。
焦った私は強引に生地をクッキングシートから剥ぐという大失態を犯したのです。
結果、ここまで綺麗に出来てた生地もボロボロ、ぐちゃぐちゃになってしまいました。
哀れな姿のベーグル生地ちゃん達。
本当に泣きたいくらい悲しかったです。今思えば、キッチンペーパーを4等分に切ってそのまま茹でれば良かったなと思います。
仕方なく、50℃くらいのお湯で片面を30秒ずつ茹でます。この時お湯に砂糖や蜂蜜を大さじ4杯くらい溶かしてれば表面がツヤツヤになるらしいのですが、生地がボロボロになったショックで入れるのを忘れてました。
余熱200℃のオーブンで15分焼きます。
まあ、こうなりますよね。表面はつっやつやではなくて中学生の時の私のニキビ面の様に残念な仕上がりです。
残念な焼き上がりにはなりましたけれど、当初の予定通りに生ハム、目玉焼き、キャベツ、チーズを挟んで、ベーグルサンドとして朝食に出しました。
食感もぼそっと言う感じでモチモチでも無かったです。室温が高すぎて発酵が進み過ぎたのとケトリングが上手くいかなかったという反省点を次のベーグル作りに生かして、必ずや憧れのベーグルを焼いてリベンジをしたいと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。感謝いたします。