make the style. オレンジランプのブログ

私、オレンジランプが自由気ままに過ごす日常。大好きなもの作り。料理。家具製作。猫。アウトドア。子育て論。などなど、気ままに発信していきます。

ドラゴンクエスト発売に思ふ。

『ドラゴンクエスト』最初にこのゲームタイトルを持つソフトを手にしたのは小学校の高学年の時だった。あれから30年ちょっと。最新作の『ドラゴンクエストⅪ』が発売された。

 

最初は人気なかった記憶。

 

2017年7月29日土曜日。今日は何の日?アマチュア無線の日。白だしの日。福神漬けの日。だそうです。でも、本日書きたいのは、そうですあの人気ゲームソフト『ドラゴンクエストXI』の発売日です。

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私も年甲斐もなく何年振りかに発売当日にゲームソフトを買いました。

 

シリーズ第一作目の『ドラゴンクエスト』が発売されたのは1986年(昭和61年)の5月27日という事ですから今から31年前になります。

 

今では社会現象にまでなっている『ドラゴンクエスト』ぴったりファミコン世代の私の最初の印象は地味なゲーム。でした。ファミコンと言うのはみんなでワイワイやって遊ぶものって感じでしたので、一人で何時間も遊ぶドラクエ(ドラゴンクエストの略称)は私の友達の中でもあまり人気がありませんでした。

 

そのころ人気があったのは、スーパーマリオブラザーズ、ツインビー、スターソルジャー、グーニーズ、ソロモンの鍵、ファミスタ、頑張れゴエモン、スカイキッド、グラディウス、ハイドライドなどでした。

 

私と同世代の方ならば、このラインナップを見ていただければ、この1986年がどれほどの良作に恵まれていた年か分かると思います。

 

30年以上前に、そのシリーズ第一弾が出て現在もそのシリーズが続いてるタイトルっていくつぐらいあるんでしょうか?私は専門家ではないので思い当たるのは、スーパーマリオブラザーズ、魔界村、ボンバーマン、ファイナルファンタジーくらいです。もちろん、もっとあると思いますけど、消えていったソフトの方が遥かに多いです。

 

ファミコンのゲームって、今のゲームに比べればその殆どが、今ではつまらないと言われるゲーでしたから。

 

でも、私たちファミコン世代の人間は、そのつまらないゲームと呼ばれるゲームを自分たちなりに解釈して楽しんでいました。今でいう縛りプレイです。

 

〇〇を使ったらいけないとか、敵を一匹も倒したら駄目だとか、そんな遊び方をしていました。

 

ゲームの楽しみ方も人それぞれでした。当時のゲームは、今みたいに必ずしもエンディングというものが無くてクリアしても只々、敵が速くなったり強くなったりしての無限ループというものが多くありました。

 

しかも、そのゲームの難易度は今のゲームに比べれば格段に難しかったと思います。なにせ説明が殆どなされないままに死んだりとか勝手に物語が進んでしまいますからね。

 

当時はインターネットで調べるという事も出来ませんでしたし、雑誌にゲームの情報がのるのなんて、ずっと後でしたので自分たちでどうにかするしかなかったんですよね。

 

だから、学校で謎解きの答えを知ってたらヒーローに成れたり、多くの嘘も生みました。

 

その点、このドラゴンクエストはゲームの中に出てくる文字を読めば、何となくゲームの進め方を教えてくれるので親切な印象がありました。この頃のゲームには珍しくエンディングもありましたしね。

 

最初は印象があまり良くなかったドラクエも家に帰って一人でやってみると、、、

 

 

 

『おもしれ~!!!』

 

になりました。そうなんです。面白かったんですよ。シナリオも良かったですし、そのゲームデザインも素晴らしかったと思います。今思えば、面倒なコマンドが多いのも事実ですが当時はすべてが斬新でした。

 

私がそうやってドラクエにハマると時を同じくして、世間も少しずつドラクエ旋風が起き始めました。ドラクエⅡが発売されると発売日に列ができ、Ⅲが発売されるときには学校や会社をさぼって買いに行くという事がニュースにもなりました。私も学校をさぼって買いに行きました。

 

私がドラクエの中で一番印象に残っているのは、このⅢです。

 

当時の私は中学生。お金が無くて、当時1本5800円か5900円だったドラクエⅢを一人で買う事が出来ませんでした。だから、仲の良い友達とお金を出し合って買ったことを覚えています。

 

今では、ゲームを途中で止める時もそのデータを保存出来ることが当たり前ですけど、当時は、復活の呪文と言って、止める時に表示されるパスワードを自分で紙か何かに書き留めて次回のゲーム開始時に手入力をしなければいけませんでした。

 

この復活の呪文のせいで、親子げんかになったり、兄弟げんかになったり、自分の字の汚さを嘆いた人は少なくないと思います。

 

私もそうでした。

 

何時間もゲームを進めて成長させた主人公の大事なデータのパスワードを書いた紙を無くしたり、親に捨てられたりもしました。しかも、一文字でも文字が違っても当然、そのデータは使えません。

 

それを救ってくれるのがドラクエⅢから登場したバックアップメモリーでした。今までとは違って、ゲームソフト本体の冒険の書というものに3つまでデータを保存することが出来るようになったんです。

 

これで、あの復活の呪文の呪いから解放される・・・。

 

多くの勇者が喜んだ!

 

筈でした・・・。

 

でも、結果は多くのそうした勇者たちの期待を裏切り、電源を入れたとたん

 

『デレデレデレデレデーーレ🎵』という悪魔のメロディと

 

『おきのどくですが ぼうけんのしょ 1ばんは きえてしまいました。』という悪魔のメッセージに新たな呪縛をかけられてしまうのでした。

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私もこの呪縛に何度も苦しめられました。ゲームの中の敵よりも母が勝手に電源を切る攻撃、猫がリセットボタンを踏んでいく攻撃、色んな攻撃に耐えに耐えて成長させた記録がゲームソフトの脆弱なバックアップシステムによって一瞬で消え去るのでした。

 

上にも書きましたが私は友達3人とドラクエⅢを買っており、1週間交代でやっていたので帰ってくる度にデータが消えているという事が何度もありました。

 

私のデータが消えてその場所に友達のお兄ちゃんのデータが入ってた時もありましたが(苦笑)

 

あれから、30年以上が経ちました。一緒にドラゴンクエストⅢを買って、それぞれ、ぼうけんのしょ1、ぼうけんのしょ2、ぼうけんのしょ3とそれぞれのデータをドラクエⅢに保存した仲間も現在、生き残っているのは私だけになってしまいました。

 

一人は以前のこのブログでも書いた友達で高校一年生で亡くなり、もう一人も25歳くらいの時に亡くなってしまいました。

 

悲しい事ですが、子供の頃にドラクエをやりながらよく話していたんです。

 

『絶対死ぬまで、大人になってもドラクエはやり続けようね』って。

 

そう誓い合ったのでした。あれから、30年ほどが経ちその約束を守れるのもドラクエの楽しさを感じれるのは私だけになってしまいました。

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私もドラクエいくつまで出来るかは分かりませんが、いつの日か、あのぼうけんのしょ1、ぼうけんのしょ2、ぼうけんのしょ3の3人が揃って語明かす時には私が他の二人に二人がやった以降のドラクエの話をしてあげなければいけないと思います。

 

この年になってゲームをやるのも大変ですが、二人の分も楽しんで出来たら良いなと思っています。

 

待ってろ!!!魔物どもよ。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。感謝いたします。