make the style. オレンジランプのブログ

私、オレンジランプが自由気ままに過ごす日常。大好きなもの作り。料理。家具製作。猫。アウトドア。子育て論。などなど、気ままに発信していきます。

自分の椅子を作った話 その⑥ 仕上げ編

『あったらいいな』と思い立ち制作を始めた自分専用の椅子作り。いよいよ完成間近の大詰めです。

 

踏ん張り、頑張り、もう少し。

 

椅子作りを始めて、ここまでかかった日数は2日。今回の仕上げを入れて3日。元気で体力がある状態ならば1日で出来る工程なのかもしれない。でも、のんびり屋でめんどくさがり屋の私の事だから、そんな時ほどサボってしまい完成してないかもなと思いながら、このブログを書いています(笑)

 

これまでの作業を振り返ると、概ねの内容は満足してます。久しぶりの家具作り、久しぶりの設計、続かない集中力の中で良くやった方じゃないかなって思います。

 

たしかに、自分で描いた図面の寸法が違っていたり、途中で細かい材料が足りなくなったりもしましたが満足いく作業内容になったのではないかと思います。

 

では、ここまでの作業内容を紹介します。

ここまでの工程

①椅子のデザインを決める。

②どんな材料を作るか決める。

③自分の体に合わせた採寸をする。

④採寸した寸法に合わせて図面を描く。

⑤図面に従って材料がどれくらい必要かを積算する。積算に従って材料を購入する。

⑥木材を鉋(かんな)かけする。

⑦鉋かけした木材を切るために墨付けをする。

⑧墨付け通りに電動のこぎりで切る。

⑨座面と背もたれの枠の加工をする。

⑩椅子の脚の加工をする。

⑪座面、背もたれ加工、取り付けをする。

 

と、来ています。で、仮組した椅子の現段階での状況はこちらです。

f:id:orangelamp8:20170626163558p:plain

写真で見る限りでは、これで完成でいいじゃんと思う方もいらっしゃると思いますが、まだまだ、完成の域には届いておりません。

 

木肌はザラザラしてますし、全ての木の部品には角があり、当たると痛かったり、ささくれが肌に刺さる可能性もあります。

 

その為にここからの作業として木肌をならし、磨き、角の面取り、ねじで止めた場所を目立たなくするという仕上げの作業を行っていきます。

 

ここまでくると早く使いたくなってしまってウキウキ、ソワソワしますね。

 

⑫仕上げ

 

上にも書きましたが椅子というのは人の肌が直接触るもの。なので、何かの拍子で怪我をしたりしないように、また、優しい肌触りになるように仕上げを行っていきます。

 

仕上げ作業の内容は大きく分けて4つ。

 

ひとつ目は、木と木を継いだ部分の段差を手鉋(てかんな)などを使って削り段差をなくす。

 

ふたつ目は、木と木をねじで継いでいるので、そのねじを目立たなくする。

 

みっつ目は、木の角の部分を丸みを帯びた形にするための面取りをする。

 

よっつ目は、そのほぼ全てを紙やすりなどで磨いて肌触りが良くなるようにしていきます。

 

では作業開始です。

 

ひとつ目段差をなくす。

 

f:id:orangelamp8:20170627084253p:plain

木と木を木工用ボンドで接着しながら、ねじで止めるのですが木材の性質上どうしても膨れたり、ひずみが出たりします。その為に、こういう段差が出来てしまう場合もあるので、ここを手鉋で削って平らにします。

f:id:orangelamp8:20170627084952p:plain

鉋で削って段差を無くしました。

 

ふたつ目は、木と木をねじで継いでいるので、そのねじ穴を目立たなくする。

 

ねじで止めるために開けた穴を丸い木で埋めていきます。

 

 穴が開いてる部分に丸い木をハンマーで打ち込みます。その後をのこぎりで切っていきます。

f:id:orangelamp8:20170627085317p:plain

 

こんな感じになります。のこぎりで切った時に着いた傷はこの後の作業で消します。

 

 

みっつ目は、木の角の部分を丸みを帯びた形にするための面取りをする。

 f:id:orangelamp8:20170623191429p:plain

面取りは電動トリマーという電動工具を使って行っていきます。

 

f:id:orangelamp8:20170627091747p:plain

このトリマーという道具は先の刃のアタッチメントを交換することで、溝を掘ったり、面取りをしたり、額縁などの化粧を作れたりとかなりの優れものです。

 

f:id:orangelamp8:20170627090654p:plain

使い方は簡単。面取り用の刃をつけて、面取りする丸みの大きさを調節して木材に押し当てて使います。その際の音と木くずは、少し厄介ですが。

 

f:id:orangelamp8:20170627090904p:plain

まだ、面取り作業の途中ですが面取り後はこんな感じになります。

 

よっつ目は、そのほぼ全てを紙やすりなどで磨いて肌触りが良くなるようにしていきます。

 

この工程では電動サンダーと言っての電動工具と手作業でヤスリ掛けを行っていきます。使っていく紙やすりは木工用の120番~240番を数が少ない方から使っていき、仕上げに近づくにつれて数が大きい方に変えていきます。

f:id:orangelamp8:20170627161101p:plain

f:id:orangelamp8:20170627161105p:plain

 

今回は120番→180番→240番と上げていきました。無塗装だったり、木肌をもっと綺麗にしたいのであれば300~500番位まで使います。最後に仕上げ作業の中でも最後の工程のやすり掛けの作業を行っていきます。

 

ここまでが仕上げの工程となります。次回はいよいよ最後の工程の塗装をしていきます。塗装しなくても十分良いのですが。永く使いたいものなので手垢で汚れたり、虫に食われたりしないために塗装することにしました。

 

いよいよ次回で『自分専用の椅子を作った話』も最終回ですお楽しみに。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。感謝いたします。

 

 

 

 

 

⑬塗装